食生活

竪穴住居には作り付けのカマドがある。住居ごとに炊事をおこない食事をとっていたことを意味する。主食は米である。カマド周辺の土を細かく調べたところ、炭化種子が多数見つかり、そのうち米が雑穀よりもかなり多いという結果が出ている。米を炊く容器が素焼きの大型の瓶であった。出土した瓶の内側にはまったくおこげがついていないのが一般的である。米と水を一緒に入れて火にかけるのが今の炊飯方法であるが、この方法では瓶の内側にはどうしてもオコゲが付いてしまう。瓶の上に米を入れた容器を乗せ、蒸気で蒸らす方法なら瓶にオコゲはついたりしない。古代では米は蒸して食べていたらしい。蒸した飯は通常のご飯と違ってだいぶぱさついていてだいぶ固かったようだ。瓶は土器ではなく木製品だったようだ。副食についてはあまりよく分かっていないが川や潟で捕れた魚をかなり食べていたと思われる。

貴腐ワイン

貴腐ワインは、白ワイン用のブドウに菌が果皮に感染することによって非常に糖度が高まり、芳香を持つようになった最高級甘口ワインです。貴腐とは、腐敗したように見える干しブドウのようになった外見からは想像できないような芳香と風味を持ったワインが醸造されることからつけられた名前で、貴腐化したブドウを使って造られた甘口の最高級ワインを貴腐ワインと言います。